健康診断で出てくる気になる数値。HbA1cとは?


職場や病院などで受けた健康診断の結果が出ると、身長や体重をはじめ、血液や尿などの成分といった様々な項目がありますよね。
その中でも、「HbA1c(グリコヘモグロビン)」という項目が標準値よりやや外れた数値だと再検査や保健指導が必要だと言われる場合があります。
一体、この項目は何なのかみなさんはご存知でしょうか。

HbA1cとは?

そもそも、HbA1cというのは、血液中の赤血球のヘモグロビンにブドウ糖が結合したもののことを指しています。
HbA1cはヘモグロビン全体に対する割合で表されて数値化されています。

HbA1c

健康診断においては、糖尿病の疑いのある人を新たに見つけるために有効な血液成分を測る検査としてよく知られています。

HbA1cの基準値

以前は日本独自の判断基準を設けていましたが、現在では国際的に標準化された判断基準となっています。
健康時の基準値は6.2%未満とされていますが、健康診断のおおよその評価基準についてまとめてみました。

■5.6~6.2%
これと言った異常もなく、おおむね健康と判断される範囲です。

■6.2~6.5%
基準値内ですが、増加傾向にあると判断できます。
糖尿病が否定できない状態で、糖尿病予備群と判断できます。

■6.5~6.9%
HbA1c値だけでは何とも言えませんが、空腹時の血糖も基準値を超えた場合は糖尿病と確定できます。

■7.0~7.9%
糖尿病の合併症の危険性があると判断されるレベルの状態です。
放っておくと、糖尿性腎症の発症や、手足のしびれや視力低下が起こります。

■8.0%以上
糖尿病の合併症が進行しやすい状態で、失明に至るケースもあります。

HbA1cが高い事や低い事でもたらされるメリットやデメリットについて

HbA1cは低くても高くても健康上の問題があります。
そこで、HbA1cが高い場合と低い場合のメリット・デメリットについてまとめてみました。

HbA1cが高い場合のメリット・デメリット

健康診断の結果でHbA1cが高い数値であった場合は、体調による一時的な異常値や遺伝による影響を除いて、血液中のブドウ糖が過剰である可能性が考えられます。

HbA1cが高い状態が続くと、

・動脈硬化
・膵臓疾患
・糖尿病
・腎不全

といった大きな病気にかかりやすくなります。

HbA1cが高い

血管内に余っているブドウ糖が多ければ多いほどHbA1cがどんどん増えていく傾向が見られます。
HbA1cが高い数値が続く場合は、食事療法によって数値を改善していくのが一般的です。

HbA1cが低い場合のメリット・デメリット

人間ドック学会の基準値では5.5%以下が正常とされているのですが、5.5%~6.0%の数値を保っている方は病気のリスクが低いというデータがあります。
ですから、HbA1cが高いよりも低い方が健康的であることは間違いありません。

でも、HbA1cが低い場合は、鉄欠乏性貧血などの貧血状態を疑うことができます。
ただし、高い値と比較するとそこまで深刻ではありません。

また、最近の研究によると、あまりにも低い状態が続くと脳や心臓に関する病気が現れてくることがわかっています。
HbA1cが5.0%未満だと、動脈硬化や動脈瘤などの血管の疾患、心臓病、脳梗塞や脳出血、脳卒中など、死に至るリスクの高い病気になる確率が高くなると言われています。

HbA1cと血糖値との関係

血糖値というのは、空腹時に血液中のブドウ糖の濃度がどれだけの値を示しているかによって、病気に繋がるかどうかを判断する基準となるものです。
血糖値は基本的に食事をすれば上がり、エネルギーとして消費すれば下がります。
通常、健康診断では、10時間以上何も食べない状態で計測します。

血糖値

以前は糖尿病の原因となる血液中のブドウ糖の異常を判断する基準となっていたのは血糖値だけでしたが、現在はHbA1cの測定も診断基準として加わりました。

HbA1cが多いということは高血糖状態であることを表しています。
特に、普段から甘いものやお酒を飲食する機会が多い人は、エネルギーとして消費しきれなかったブドウ糖が血液中に溢れてしまうので、血糖値もHbA1cが高くなりやすい傾向が見られます。

ここで、『血糖値もHbA1cも同じじゃないの?』と思うかもしれませんが、HbA1cは血糖値のように食事やエネルギー消費によってすぐに変動するものではない点が違います。
HbA1cは、一度ブドウ糖と結合すると赤血球の寿命である120日間はそのままの状態ですので、健康診断で出た結果は約2ヶ月遡ったものということになります。

HbA1cと血糖値

つまり、HbA1cの値を検査することで、日常的に高血糖であったかどうかの判断ができるということなんですね。
血糖値だけでは、その日の体調や前日の食事などが影響することが考えられますが、HbA1cはそういった影響を全く受けません。
ですから、血糖値だけで判断するよりも糖尿病に繋がるかどうかの判断基準として有効であると考えられているのです。

HbA1cを下げるにはどうしたらいい?

HbA1cを下げるためには、血液中の糖を減らす必要があります。
そこで、血液中の糖を減らすのに効果的な方法についてご紹介してみたいと思います。

まずは、甘いものや炭水化物、お酒を適量に抑えることは必須です。
そして、食事をする順番にも工夫が必要です。

HbA1cを下げる

最も効果的とされているのは、食物繊維を多く含む食べ物から順番に食べる方法です。
食物繊維は非常に消化しづらいので、体に取り入れる際に多くのエネルギーを使います。
その結果、同じように炭水化物を食べてもエネルギーとして消費されやすくなり、糖の吸収が穏やかになります。

栄養素の中でも特にビタミンB1は、体内の糖を効率的にエネルギーに変えてくれる優れたビタミンです。
ですから、積極的にビタミンB1を摂取することで糖の代謝アップが期待できます。

また、オメガ3脂肪酸を積極的に取り入れることでも効率的に糖がエネルギーとして使われるようになります。

ビタミンB1は豚肉などに、オメガ3脂肪酸は青魚などに多く含まれていますので、食事から摂取できるようにバランスの良い献立を心がけてみましょう。
サプリメントでも糖の代謝を促進する効果が期待できますので、併せて活用するのもおすすめです。

筋肉トレーニングなどのハードな運動でなくても、血液中の糖をエネルギーに変えることができます。
むしろ、散歩などの有酸素運動の方が効率的とされています。

運動

特に、食後1時間くらいの運動は糖から摂取したエネルギーを消費しやすいタイミングなので、HbA1cを下げるのに効果的です。

食事の内容を見直しながら食後の運動を習慣化することが、血液中の糖をどんどんエネルギーに変えることにつながります。
HbA1cが高めの方は、次回の健康診断までに良い結果が出せるように、できることから始めてみましょう。




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